理学療法の評価の流れについて解説

新人理学療法士 勉強
taro
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初めて見る疾患だなぁ~
どんな風に評価を考えていけばいいだろう

初めてみる疾患やどんなときでも必要な評価する時の
考え方や流れについて解説します。
評価を考えるにあたって、大事なことは、情報収集(問診、疾患の知識)を行い
仮説を立てることです。

あくまで、自分がやっているやり方です。参考までに

まずは、自分がやっている評価の流れを紹介

自分は、ボトムアップとトップダウンで、評価しています。


自分はここでの、
ボトムアップは、理学療法評価(ROM、MMTなど)~問題点抽出という流れ
トップダウンは、動作(歩行、立ち上がり動作など)から~問題点抽出という流れ
で考えています。

流れとしては、

  1. Drからの指示や疾患(基本的情報を確認)
  2. 画像所見など確認
  3. 問診
  4. ゴール設定(簡単に)
  5. 問題点抽出(簡単に)
  6. 理学療法評価(動作分析、ROM、MMTなど)
  7. 再度問題点抽出
  8. 治療

ここでのPOINTは、
一度、ゴール設定や問題点抽出を行い簡単に仮説を立てることが重要

なぜ仮説を立てると良いのか

仮説を立てると、時間を有効に使って評価し、治療に繋げていけるからです。


仮説を持っていないと、上手くいかないときどこが間違っていて、どういった原因で
上手くいかないのか分からなくなります。

例えば、曲げた時の痛みが強くて膝が曲がらない患者様がいるとします。

 A君は、問診などをして、
自分なりに疼痛の原因は、大腿前面の筋が影響していると仮説を立てました。
そこで、大腿前面の筋へのアプローチを行い、再度評価を行いました。
しかし、変化はみられませんでした。

 B君は、A君と同様問診を行いました。
しかし、問診からは分からず、なんとなく
大腿前面の筋へのアプローチを行い、再度評価を行いました。
しかし、変化はみられませんでした。

この場合、1か月後どちらが思うような結果が出るでしょうか
おそらく、A君だと思います。なぜか??
仮説を立てることで、たとえ間違っていたとしても間違っていたことが確認できるからです
A君は、きっと仮説が間違っていたことを確認し、再度評価しなおし、違う仮説を立てアプローチすると思います。
B君は、仮説を立てていないためその場しのぎでのアプローチであり
おそらく、再度アプローチ方法を検討したりすることもないと思うからです。

仮説の立て方

完璧な仮説を立てなくてOKです!!

自分なりに基本的な情報や問診の結果などを考慮し、問題点に対する仮説を立てます
全然、間違っていてもOK、おそらく、経験が浅いうちは間違っているほうが多い
(自分も間違っていることが多かったです、、)

何より重要なのは、仮説を立て、それに向かってアプローチを行い、検証すること

なぜ問診が大事なのか?

  • ゴールの明確化
  • 問題点の詳細な評価になる

この2点が大事です。

ゴールの明確化について

 問診により、曖昧なゴール設定ではなく具体的なゴール設定が可能です。

 これは、以下の記事でも解説しています。

問題点の詳細な評価について

問診で、評価を詳細に行っていれば、道が開けるような感じです。
そうすることで、先ほど言った仮説も立てやすくなると思います。

なぜ疾患の知識が大事なのか?

  • 一般的な症状の把握ができる
  • リスク面の管理
  • どんな予後になるのか

この3点が大事です。

一般的な症状を把握するができる
自分の症例様の症状と比較し、評価すべきPOINTや項目、自分の気づいていなかったところに気づけます。

リスク面の管理について

理学療法を進めるにあたってのリスク(vital面や禁忌事項など)の把握

どんな予後になるのか

予後を知ることでゴール設定の確認、経過とともに進み具合などを確認します。
全く同じ症例様は存在しないので、経過は人それぞれではありますが、
ある程度、同じような経過をたどる疾患も存在するため、(特に整形疾患など)
経過に合わせてプランを変えたりすることも重要です。
(例えば: ACL術後などは、ACLの組織の再生に合わせて、
      靭帯の負荷を考慮しつつメニューを変化させています。)

臨床経験は、必要なのか?

もちろん、あった方がいいと思います。
臨床経験があると、何が良いのか

仮説の精度が上がる

全てをまとめると、評価を行っていくにあたりここがすべてだと思います。
1年目のPTとベテランのPTとの違いは、ここに出ると考えています。

ベテランのPTの場合、問診、基本的情報、疾患の知識とさらに経験を加え、
仮説を立てることができます。
経験は、問診、疾患の知識と自分の中のデータ(こうすればうまくいきやすい、こうした時に失敗するなど)本や文献では得られないデータだと思います。

では、新人理学療法士はどうすればいいか
先輩にきいて、先輩の経験を借りることです

まとめ

評価の流れは、

情報収集(問診、疾患の知識)~ ゴール設定、問題点抽出 ~

評価 ~ 再度問題点、ゴール設定 ~ 治療

といった感じで行っています。

大事なことは、情報収集(問診、疾患の知識)を行い、仮説を立てることです。
一度、立てた仮説が違った場合は、再度評価し、また仮説を立てます。
繰り返していけば、患者様が良くなる可能性を高められるだけでなく、
自分の経験としても、たまっていきます。

間違いなどありましたらコメントよろしくお願いします。

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